9ブロックチェーン対応へ拡張 — Base / Arbitrum / Optimism / BNB Smart Chainを追加
更新(2026-08): 本記事は2026-04時点の内容です。その後Kaia / TRON / XRP が加わり、現在は全プランで12チェーンに対応しています。最新の対応チェーン一覧は docs/chains を参照してください。
2026-04-28、ChainAnalyzerは対応チェーンを 5 → 9 に拡張しました。追加されたのは BNB Smart Chain / Base / Arbitrum / Optimism の4チェーンです。Base / Arbitrum / Optimism / AvalancheはFree / Starter / Pro / x402ですぐにスキャンでき、BNB Smart ChainはEnterpriseプランで順次提供します。
ハイライト
- 9チェーン対応: Bitcoin, Ethereum, Polygon, Avalanche, Solanaに加えてBNB Smart Chain / Base / Arbitrum / Optimism
- 8チェーンはすぐに利用可能: Bitcoin / Ethereum / Polygon / Base / Arbitrum / Optimism / Avalanche / Solana
- BNB Smart ChainはEnterpriseプランで順次提供
- 76+ の検知ルールは新チェーンでもそのまま動作 — 判定基準はチェーンをまたいで共通
- Bitcoin対応を維持したままEVMを拡張 — チェーン数の広さとBitcoin対応の両立は、マルチチェーンAMLツールでは意外と珍しい組み合わせ
なぜチェーン数が効くのか
ツール選定の最初の足切りは 「自分が扱うチェーンに対応しているか?」です。Optimism上の資金を追う必要がある方にとって、Optimismがリストに無いツールは検討対象に入りません。そして不正資金の追跡では、資金が複数のチェーンを渡り歩くのが通常です。対応チェーンの広さは、そのまま調査で追える範囲の広さになります。
今回の拡張は チェーン数を広げつつ、Bitcoin対応(ChainAnalyzerの差別化点)は失わない方針で行いました。BitcoinとEVM系チェーンの双方を1つのダッシュボードで扱えるツールは多くありません。
新チェーンでできること
追加された4チェーンでも、アドレス スキャン・リスク検知・Neo4jグラフ分析・PDFレポートが他のチェーンと同じように使えます。76+ の検知ルールはチェーン非依存の設計なので、新チェーンでも同じ判定基準で動作します。nativeトークンの違い(Base / Arbitrum / OptimismはETH、BNB Smart ChainはBNB)も転送額の評価に正しく反映されます。
技術ノート: なぜ短期間で4チェーン追加できたのか
今回の拡張を支えたのは2点です。ひとつは、Etherscan互換のAPIサーフェスを共有するEVMチェーン群のデータ取得を1系統に統一したこと。もうひとつは、チェーンごとの設定(chainid・nativeトークン・データソース)を単一のレジストリに集約したことです。スキャン・グラフ取り込み・プラン制御・UIのチェーン選択はすべてこのレジストリを参照するため、新しいEVMチェーンの追加は小さな設定変更で完結します。今後のチェーン追加のご要望にも素早く応えられる構えができました。
今回見送ったチェーン
TRONやTONのような非EVMチェーンは、アドレス形式もAPIも異なるため独立したスキャナー実装が必要になります。今回はEVM拡張を優先して見送りましたが、レジストリ設計は非EVMチェーンにも拡張できる構造です(TRONはその後 2026-08に対応済み)。
まとめ
Bitcoinを含む9チェーンを1つのダッシュボードで調査できるようになりました。対応チェーンは今後も広げていきます。追加してほしいチェーンがあれば、お問い合わせからリクエストしてください。