暗号資産交換業者・電子決済手段等取扱業者(VASP)が AML ツールを選定・導入し、日々の運用に落とし込むための実務ガイド。制度そのものの解説は関連ページに委ね、本ページは「どう入れて、どう回すか」に特化します。
最終更新: 2026年7月
VASP(Virtual Asset Service Provider)の AML 運用は、顧客の入出金・送金に対してリスクを継続的に評価し、疑わしい取引を検知・記録・報告する一連の業務です。日本では資金決済法・犯収法により、暗号資産交換業者および電子決済手段等取扱業者に取引時確認・取引モニタリング・疑わしい取引の届出等が求められます。本ページは、それらの制度要件の解説ではなく、要件を満たす AML ツールを「導入し、運用する」実務に焦点を当てます。制度の詳細は末尾の関連ページをご参照ください。
AML ツールを選定する際、VASP が最低限確認すべき機能要件を整理します。
導入後、AML ツールは日々のオペレーションに組み込んで初めて機能します。VASP の標準的な運用フローは次の通りです。
AML ツールの導入可否は、機能だけでなく運用継続性で決まります。VASP が実務で重視すべき判断軸を挙げます。
ChainAnalyzer は VASP の入出金審査に組み込める複数の導入形態を提供します。主要 9 ライブチェーン(Kaia を含む)に対応し、BNB Smart Chain は Enterprise 提供です。
いいえ。本ページは AML ツールの「導入・運用」に特化しています。資金決済法・犯収法・トラベルルール等の制度解説は、末尾の関連ページ(日本のAML規制対応ガイド、トラベルルールと犯収法、AMLオフィサー実務 FAQ)をご参照ください。
はい。REST API と Webhook で出金審査パイプラインに組み込み、送金実行前のアドレススクリーニングと、リスク変化時の即時通知を自動化できます。大量アドレスはバッチスキャンで一括照合できます。
いいえ。届出は VASP 自身が所定のフローで行う業務です。ChainAnalyzer は、その前段の検知・調査・証跡保全を支援し、届出判断の根拠となるオンチェーン分析と監査ログを提供します。
発行体の正規運用ウォレットや高スループットのインフラを誤検知しないよう調整しており、検知には根拠(なぜフラグされたか/なぜ 0 件か)を付与します。これによりアラートトリアージの工数を抑えられます。
本ページは一般的な情報提供を目的とした教育的解説であり、法的助言ではありません。VASP に課される規制要件・運用基準は改定され得ます。実際の対応にあたっては、金融庁・JVCEA 等の一次情報および所轄の弁護士にご確認ください。
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