Kaia 対応が正式リリース — セルフサーブ 9 チェーン体制、Watchlist も全チェーン対応に
2026-07-11、Kaia (旧 Klaytn, ChainID 8217) が ChainAnalyzer のフル対応チェーンになりました。単発スキャンだけでなく、Watchlist の定期監視・Follow Mode のグラフ探索・トークンコントラクト監視・Neo4j グラフ分析まで、他チェーンと同じ機能一式が使えます。セルフサーブで使える live チェーンはこれで 9 本 (Bitcoin / Ethereum / Polygon / Base / Arbitrum / Optimism / Avalanche / Solana / Kaia) です。
Watchlist が全チェーンに追いつきました
これまで Watchlist のチェーン選択は Ethereum / Avalanche / Polygon / Solana / Bitcoin に限られていました。今回 Arbitrum / Optimism / Base / Kaia を追加し、スキャンできるチェーンはすべて監視もできる状態に揃えています。円建てステーブルコインのように複数チェーンへ同一アドレスで展開されるトークンを、チェーン横断で並べて監視する使い方が最短になります。
エンジニアリングノート: Kaiascan API の壁と RPC フォールバック
正直な実装記録をひとつ。Kaiascan の Etherscan 互換 API は、ウォレット単位のクエリには対応する一方、「このトークンコントラクトの全転送」を引く contract-wide クエリに対応していません。このままではコントラクト監視が「転送 0 件」と空回りします — 実際、社内テストでは累計 2.7 万転送を持つトークンが 0 件と報告されていました。
対応として、コントラクト監視は Kaia public RPC の eth_getLogs で Transfer イベントを直接取得するフォールバックを実装しました (Kaia のホルダー導出で実績のあるパターンの一般化です)。結果、同じトークンで 0 件 → 10,000 転送の分析に変わりました。「0 件」の意味が「見ていない」から「見た上でクリーン」に変わる — 監視ツールにとって一番大事な違いだと考えています。
Kaia 対応は Free プランを除く全プランで利用できます。既存の Watchlist アイテムはそのまま、新規追加時にチェーン選択から Kaia を選ぶだけです。