2026年2月18日

スマートコントラクト 監視 — ERC-20 / SPL トークンの5つの不正パターンを自動検知

ウォッチリストにトークンコントラクトモニターが追加されました。 トークンのコントラクトアドレス(例:USDT、JPYC)を登録するだけで、 そのトークンに関連する悪意あるトランザクションパターンを自動検出します。

従来のウォッチリストとの違い

従来のウォッチリストはウォレットアドレスを監視し、そのウォレット自体のリスクスコアを追跡する機能でした。 コントラクトモニターは、トークンの全転送を監視し、不審なトランザクションパターンを検出する新しいアプローチです。

  • ウォレット監視 — ウォレットのリスクスコア変化を追跡(従来機能)
  • コントラクト監視 — トークンの転送パターンから不正を検出(今回の新機能)

検出パターン(5種類)

  1. 既知の不正アドレス(Known Malicious) — ScamDBに登録済みのドレイナーやスキャムアドレスがトークン転送に関与している場合に検出。 重要度:CRITICAL
  2. アドレスポイズニング(Address Poisoning) — 0または極小額の転送で、正常な送金先と先頭/末尾が似たアドレスを使う手口。 ユーザーが履歴からコピペする際に偽アドレスに送金させる攻撃。 重要度:CRITICAL
  3. リレーチェーン(Relay Chain) — 受信後1時間以内に別アドレスへ全額転送する中継ウォレットパターン。 資金洗浄やマネーロンダリングの典型的手法。 重要度:HIGH
  4. 大量分散送金(Rapid Distribution) — 1アドレスから1時間以内に10以上のアドレスへ転送するパターン。 フィッシングやエアドロップ詐欺の拡散に使われることが多い。 重要度:HIGH
  5. 大口送金(Large Transfer) — 統計的に異常な大口送金(上位0.1%)を検出。 不正な資金移動の早期発見に。 重要度:MEDIUM

対応チェーン

コントラクトモニターはEVMチェーンのみ対応しています:

  • Ethereum — ブロックチェーンエクスプローラーAPI
  • Polygon — ブロックチェーンエクスプローラーAPI
  • Avalanche — ブロックチェーンエクスプローラーAPI

ブロックチェーンエクスプローラーのコントラクト追跡機能を使用して、 特定トークンの全転送を効率的に取得しています。

仕組み

  1. 転送取得 — ブロックチェーンエクスプローラーAPIからトークンの直近の転送を取得(最大5,000件)
  2. パターン分析 — 5つの検出パターンで各転送を分析
  3. Discovery登録 — 不審なアドレスを「発見」として記録(重複排除付き)
  4. 通知 — 新しい発見があれば、メールとWebhookで即座に通知
  5. 差分更新 — 次回スキャン時は前回の最終ブロック以降のみを取得(効率的)

ユースケース

  • ステーブルコイン監視 — USDT/USDCなどのステーブルコインの不正利用を検出
  • 自社トークン保護 — 発行したトークンに対するポイズニング攻撃を早期発見
  • コンプライアンス — 特定トークンの不審な資金移動をモニタリング

料金プラン

  • Free / Starter — コントラクトモニター非対応
  • Pro($19.99/月) — コントラクトモニター対応
  • Enterprise — コントラクトモニター対応

始め方

ウォッチリストで「+ Add Address」をクリックし、 監視タイプを「Token Contract」に切り替え、EVMチェーンのトークンコントラクトアドレスを入力するだけ。 定期スキャンのタイミングで自動的にパターン検出が実行されます。

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