2026年3月5日
クロスチェーン ブリッジ 調査 — Wormhole・LayerZero・Across・NEAR Intents 資金フロー追跡
ChainAnalyzerにクロスチェーン・ブリッジトレース機能が追加されました。 Wormhole、NEAR Intents、deBridge等のブリッジプロトコル経由の資金移動を自動検知し、 チェーンを跨いだ資金フローの追跡が可能になります。
なぜブリッジ追跡が必要か
悪意あるアクターは、資金の出所を隠すためにクロスチェーン・ブリッジを利用します。 例えば、Ethereumで不正に取得した資金をNEAR Intents経由でSolanaに移動し、 新しいトークンを発行するケースが実際に確認されています。
従来のChainAnalyzerは各チェーンを独立して分析していたため、 ブリッジを跨いだ資金移動は「通常の送金」として見過ごされていました。
対応ブリッジプロトコル
- Wormhole — Solana / Ethereum / Polygon / Avalanche間のブリッジ
- NEAR Intents — NEAR Protocol経由のクロスチェーン送金(Solverベース)
- deBridge — マルチチェーン流動性ブリッジ
- Allbridge — Solana / EVM間のブリッジ
- Portal (Wormhole Token Bridge) — Wormholeベースのトークンブリッジ
3つの検出方法
ブリッジトランザクションはプロトコルごとに異なる痕跡を残すため、 3つの異なる検出方法を組み合わせて検知します:
- Program ID / Contract Address — Wormhole、deBridge等の専用プログラムとの直接的なインタラクションを検出
- ラベルマッチング — ブロックチェーンエクスプローラーが付与するブリッジラベルを検出
- Memoパターン検出 — NEAR Intentsのように通常の送金に見えるブリッジTXを、Memo Programに添付されたIntent IDのパターンから検出
Bridge Traceページ
新しいBridge Traceページで、 任意のアドレスのブリッジ利用履歴をタイムラインで確認できます:
- 利用されたブリッジプロトコルの一覧
- インバウンド(着金)・アウトバウンド(送金)の合計額
- 各ブリッジTXの詳細(送信元/送信先チェーン・アドレス・金額・タイムスタンプ)
- 対岸アドレスの自動解決(Wormhole / deBridge API経由)
スキャン結果との連携
ウォレットスキャンでブリッジ経由の資金流入が検知されると、 結果カードに「Bridge Trace」リンクが表示されます。 ワンクリックでブリッジの詳細追跡に移行できます。
料金
- Free / Starter — Bridge Trace非対応
- Pro($19.99/月) — Bridge Trace対応